JAHIC 日本高速情報センター

日本高速道路利用協同組合

ファスナー合流(ジッパー法)とは?1 台ずつ交互に合流することで渋滞緩和へ

インターチェンジやジャンクション、サービスエリア・パーキングエリアなどから高速道路の本線に合流する箇所では、渋滞が発生しやすくなります。このような場所で渋滞を減少させるための合流の仕方としてファスナー合流あるいはジッパー合流と呼ばれる合流方法があります。

ファスナー合流(ジッパー法)とは

ファスナー合流とは、高速道路のインターチェンジやジャンクション、サービスエリア・パーキングエリアなどから高速道路の本線に合流の際、または道路工事などで車線が絞られるような場所で合流する際などに合流する車両が加速車線の先頭付近の位置まで進み、本線を走行している車両と1台ずつ交互に合流すると方法です。

このファスナー合流は、車のスピードのロスも少なく、効率的な合流方法とされ、渋滞緩和・事故発生率の減少に繋がるとされています。

実施実験では渋滞による損失時間が約3割も減少!

 2019年NEXCO中日本では東海北陸道から名神高速道路上り線に合流する加速車線にラバーポールを設置し、先頭の部分での合流に誘導するよう試験的に運用した結果を公表しました。試験運用は、合流ポイントで渋滞が多い名神高速道路上り線で行われ、合流ポイントの先頭部分まであえてラバーポールを設置することで、加速車線の途中で本線と合流できないようにしました。
結果は交通量はほぼ横ばいであったにもかかわらず、渋滞による損失時間が約3割減少しました。さらに渋滞区間の平均通過時間は、名神IC付近では約13分から約10分に約3分間短縮される結果となりました。

<引用:ファスナー合流をまだ知らない人いる?合流を急ぐドライバーの大きな勘違いhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6a7cc5241d5b8f601574d67bfda574bee5a84e61
<引用:NEXCO中日本https://www.c-nexco.co.jp/images/news/4677/187f4106fa5a3aeaad413cd27deb51e3.pdf

お互いに譲り合うことが大事

ファスナー合流は、合流車線と本線の車が、お互いに譲り合って合流することで成り立ちます。譲り合う気持ちを持って、安全に合流しましょう。 

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