トンネル内の照明が消えている?実は”理由”があるんです

高速道路など、普段使う道でよくトンネルを通る方々もいるでしょう。トンネルの照明をよく見ると、点灯しているのが3つに1つほどだったり、消えている照明の方が多いというように思ったことはないでしょうか?実はトンネルの照明は“意図的に消えている”ことがあるのです。
トンネル内の照明が消えている理由
トンネル内の照明は、入り口・内部・出口の3つに大きく分けられます。
トンネル内部をより視認しやすくすること、障害物を発見しやすくすることなどを考えられ、照明は配置されています。
照明がなければ、トンネル内は基本的に真っ暗です。特に内部は光が当たることなく、照明の光量で明るさが左右されます。
その際、トンネル内と外との明るさがあまりに違ってしまうと、トンネルから出たときに目がくらんで、ときには事故につながる場合もあります。
暗いところから急に明るいところに出て、まぶしくて目が開けられない経験、1度はありますよね。
運転していて目が開けられないとなったら、運転手も周囲の車も非常に危険です。
なので、トンネル内の明るさと、トンネルから出た時の外界の明るさ、これら2つをできるだけ近づけることがより安全な運転に必要であり、そのための調整として部分的に照明が消灯されることがあるのです。
節電も
今後は、電力ひっ迫注意報や、資源エネルギー庁からの節電要請等もあり、明るさ調整のための照明消灯だけでなく、電力節電のための照明消灯も出てくるかもしれません。トンネル内走行時や夕刻の早めのライト点灯など、安全に十分注意して走行してください。